kimi-panのブログ

小児アレルギー専門医が食物アレルギーを栄養学で治す事に挑戦している診察室

卵アレルギー

卵は3大アレルゲンの1つです!!

 

0〜6歳までに発症する食物アレルギーの中で、現時点では1番多いとされています!!

 

卵アレルギーの大部分は卵白成分に対するアレルギーと言われています!!実際に血液検査で卵黄にかなり高い数値が出ていても、経口負荷試験すると卵黄のみは食べられることが多いです。

 

しかし、外来には固ゆで卵の卵黄でも症状がでたということで受診する方も多くいます。

その際に私が確認するのは、ゆで卵の黄身と白身をすぐ分けたかどうかです!!ゆで卵を作ってから時間をおいておくと、白身成分が黄身に染み込んでしまい、黄身を食べているのに白身を食べていることになり、アレルギー症状が出ることがあるので、その確認をまずします。すぐに白身と黄身を分けて食べさせている場合は、血液検査をして数値のチェックをします。数値が高く出ている場合は暫定的に卵アレルギーと説明し、数値が出ていなくてアレルギー症状が嘔吐や下痢だけの場合は消化管アレルギーと説明しています。消化管アレルギーは一般的なアレルギー検査ではわからないので、この病気を知らないとほっておかれる事もあります!!

 

どちらにしても3ヶ月から半年の時間おいてから、血液検査と経口負荷試験をして確認させてもらっています!!

 

離乳食で卵を開始した際に何か症状が出て悩んだ場合は小児科受診してください。