kimi-panのブログ

小児アレルギー専門医が食物アレルギーを栄養学で治す事に挑戦している診察室

ビタミンE

ビタミンEは、8種類の物質の総称です。その中で1番活性が高いものがα-トコフェロールで、体内にも1番多くあります。

 

ビタミンEの働きで代表的なものは、抗酸化作用です。抗酸化作用とは、細胞や脂質などが酸化することを防ぐことです。あと、ビタミンBとCの効果を高める作用もあります!!

 

ビタミンEの不足は、貧血やしびれなどの神経症状がみられることがあります。これらの症状がある場合は自分の食生活を振り返ってみてもいいかもしれません。

 

 

子供の1日当たりの摂取量は下記の通りです。

0〜15歳:6.5mg/日

(分子栄養学では天然型のもので134mg/日)

800mgを超えても過剰症状がでることはなかったとの報告があるので、過剰になることは意識しなくても良さそうです。

海外製のサプリメントはIUで表されていることが多いので、μgへはIU×0.67で計算し変換してください。

 

ビタミンE(α-トコフェロール)を多く含む食品は下記の通りです。

アーモンド(100g):30.3mg

ピーナッツ(100g):10.1mg

あゆ(100g):5mg

うなぎのかば焼き(100g):4.9mg

 

上記をなかなか摂るのが難しい方はサプリメントでもいいので、ぜひ試してみてください!!