kimi-panのブログ

小児アレルギー専門医が食物アレルギーを栄養学で治す事に挑戦している診察室

アレルギー外来の流れ

私の普段の外来の流れを説明します。

 

まず下記の説明をします。

人の体をつくる原料はタンパク質です。それを体を作る回路にいれる事で、色々な細胞や酵素などが作られます。なので、タンパク質の量が少ないと作られないものが出てきてしまいます。この作るものと作られないものは個人差があるので、どれを作ってどれを作らないかはわかりません。ただ、作られなかった部分が何かしらの症状として出てくる可能性があります。アレルギーなら免疫をコントロールする細胞が十分作られないから、食物などに反応していると考えられます。タンパク質を十分摂取することは体の原料を十分準備することになります。もう一つ大事なことは、体を作る回路には潤滑油が必要だということです。原料が十分あっても、回路がサビついていると上手に細胞や酵素などが作れません。なので、潤滑油としてのビタミン・ミネラルを摂ることも重要です。つまり、タンパク質とビタミン・ミネラルを十分とれば細胞や酵素などを十分作れると考えられます。」

 

上記の説明をした上で、血液検査を一緒にみながら、お子さんのどの部分を意識して食べた方がいいかを個々に説明しています。もちろん、エビデンスのある治療と並行して行っています。

 

血液検査の結果から、その子がどのような物を好んでいるかを言うと、当たっていることが多く保護者の方々は驚いています。

 

その後に、こういうものをこれくらい食べるといいですよーって事まで説明して外来は終了しています。

 

自分で言うのもなんですが、けっこう評判良いです😄今後も続けていきますが、結果が出るのは3ヶ月後くらいからかなと考えています。